ストレス・マネジメントとは?
人間関係のストレスを解消するには、まず、自分のストレスを把握するところからはじめましょう。
ストレスをコントロールする「ストレス・マネジメントとは?」
ストレスが心身のエネルギーの消耗であると考えれば、「ストレス・マネジメント」とは、いかにエネルギーを節約しながら、自分の目的のために最大限にエネルギーを使うか」ということになります。
ストレス・マネジメントとは、エネルギーの有効活用法とも言えるでしょう。
これを人間関係に置き換えてご説明します。
■休息をとる
人間関係でストレスを溜め込んでいる状態、すなわち、エネルギーを消耗している場合には、エネルギーを補給してあげる必要があります。エネルギーの補給には、休息をとることが重要になります。
ストレス状態が続いていて、エネルギーを消耗している人は、いったん停止して、休むこと、眠ることが必要です。
あなたのストレスの原因になっている人には合わないということです。
■エネルギーのバランスをとる
エネルギーがどこかに偏って使われていると、バランスが悪くなってきます。エネルギーのバランスをとることが必要です。
右手に重いかばんを持っているとします。しばらくすると右手が疲れてきますね。そのまま持ち続けることは右手だけではなく身体全体のバランスが悪いので良くありません。脳が危険だと教えてくれるわけです。そこで、左手に持ち帰ることで右手を休ませつつ、かばんを持ち続けることができます。
つまり、バランスを良くすることは、「長持ち」をさせられるということです。これは、体や心にもあてはまることです。
バランスを良くすることは、心身の(エネルギーの)消耗を抑制できるということです。
人間関係で嫌なことがあったなら、自分の好きな人(友人・恋人)に合って、心のバランスをとりましょう。
■気分転換をする
バランスをとるための方法には、(気分)転換があります。
気分転換は、別のストレッサーを加えるというやり方です。それによって、偏ったエネルギーの使い方のバランスがとれるようになってきます。
どんなストレッサーを加えても、バランスは修正できますが、自分の好きなことをして「よいストレス」を引き起こすストレッサーを加えたほうが、トータルとしての心身への負荷量は少なくてすみます。
趣味に講じたりスポーツで汗を流すのも、人間関係で疲れたときには有効です。
※エネルギーが減っている人は気分転換してはいけません
エネルギーのバランスが悪くなっている人でも、全体のエネルギーレベルが下がっている人は、気分転換をしてはいけません。
気分転換をするようなエネルギーが残っていないため、かえって、エネルギーの消耗を速めてしまい、逆効果になります。
エネルギーが減っている人が最優先すべきことは、休んでエネルギーを補給することです。
人間関係がどうしても旨くいかない、自分の力ではどうにもできないときなどは、信用できる人間に相談したり、カウンセリングを受けるのも解消法の一つです。
■その他の方法
ストレス対処法の基本は、上記で説明した「休息」と「気分転換」ですが、これ以外にも、ストレスに対処するための方法として、古来よりいろいろな方法が提唱され、アドバイスされています。これらはみな、「エネルギーの有効活用」という観点から考えると、わかりやすくなります。
▲問題を解決(エネルギーを消耗する原因を取り除けばエネルギーを節約できる)
▲受け止め方を変える(受け止め方次第でエネルギーの消耗度は変わる)
▲リラックス法を覚える(自分に合ったものを見つける)
▲規則正しい生活(不規則な生活はエネルギーを使います)
▲あるがままの自分を受け入れる(無駄な抵抗をやめ、エネルギーを節約)
▲人に相談する(他人のエネルギーを借りて、エネルギーを節約)
■エネルギーを自分の目標のために使う
これまでは、エネルギーの節約方法について述べてきました。
ですが、一番重要なことは、エネルギーの節約ではなく、エネルギーを使うことです。
ストレス社会の現代では、休息、癒し、リラックスなどがストレス解消の主流になっています。
確かに、働き過ぎの現代人にとっては、癒しや休息は、とても大切なことですが、それはストレス・マネジメントの半面にすぎません。
もう一つの重要なストレス・マネジメントの手法は、ストレスに立ち向かうことです。
自分の目標を達成する過程で、ストレスが障害となっているのであれば、ときにはそれに立ち向かって、戦うことも必要です。ただし、無駄な戦いは止めましょう。
自分にとって最高の目標が達成できるように頑張るのはすばらしいことですが、無理な頑張りは禁物ですよ。
この辺のさじ加減がストレス・マネジメントの難しいところですね。
人間関係にストレスはつきものですから、あなたが努力しても人間関係の改善がみられないようなら、それ以上、あまり深く考えず、適度な距離をもって接しましょう。